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2017.12.21デニムについて

目指せデニムマニア!知ってる?デニム加工の種類

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ジーンズの魅力、それは色落ち。履き倒して色落ちを楽しむ人、自分でオリジナルの加工をする人、楽しみ方は十人十色です。デニムに様々な表情を付けるのが洗い加工!デニムの洗い加工の種類はたくさんあるので知らない人も多いのでは?デニム加工の種類を知ると、もっとデニムを履くのが楽しくなりますよ。さあ、今回はデニムの洗い加工についてお話しますので、これからのデニム選びの参考にしてください!

デニム加工の種類。お気に入りの加工は何?

ところで、皆さんのお気に入りのデニム加工は何ですか?インディゴ・ブルーが濃い色のまま残っているワンウォッシュ?ヴィンテージ感が魅力のダメージ加工?デニムファンなら、お気に入りのデニム加工のひとつやふたつはあるはず。デニムの基本の色はインディゴ・ブルーですが、加工によってデニムの色合いや風合いに違いが出てくるのはおもしろいですよね。

日本で最初に定着した加工といえば、ワンウォッシュ。もっとも簡単な加工方法で60℃ほどの湯で洗い、織物に付いた糊剤や樹脂などを除いたもの。ブルーの色合いは濃く、風合いがソフトになっているのが特徴です。

<ブルーの色合いが濃いワンウォッシュ>

まだまだインディゴ・ブルーの色合いが濃いワンウォッシュから、淡いブルーへと変化していきます。ストーンウォッシュは、大きなワッシャーの中にジーンズと軽石を入れて洗う方法で、今の洗い加工の主流です。

<ストーンウォッシュ後の軽石まみれのジーンズ>

これにさらにブリーチを加えて、全体の色を薄くしたのがブリーチ加工。インディゴ染料が酸化剤、還元剤によって、分解、脱色することを応用して、中古感を人工的に表現しました。

<中古感を人工的に表現したブリーチ加工>

ダメージ・クラッシュ加工は、デニムに小さな破れを施す加工。裾やひざ部分などに研磨道具や刃物で切り口を入れたりして、破れを作り出します。

<デニムに破れを施すダメージ・クラッシュ加工>

ある年代のデニムファンには懐かしいのが、ケミカルウォッシュ。日本で1980年代に爆発的なヒットとなった加工です。強力な漂白剤に浸した石とデニム製品を一緒に洗うことで石と生地が擦れ、霜降りのような風合いの色ムラが作られます。ワンウォッシュに比べて、白が目立ってかなり色落ちした状態に。欧米ではアシッドウォッシュ、スノーウォッシュと呼ばれています。

<霜降りのような風合いのケミカルウォッシュ>

履きしわなども自在に表現!?まだまだ豊富なデニム加工の種類

ここまでは、デニムファン以外の人にもなじみのある加工だったのではないでしょうか?デニムの表情は、洗い加工だけではありません!
それが、ヒゲ加工! 長年穿き込んで、股を中心に放射状の履きしわが擦れて色落ちした「ヒゲ」を人工的に施す加工です。猫のヒゲに見えることから「ヒゲ」と呼ばれるようになりました。なんと!このヒゲ加工、手作業で行われるんです。職人の技が光る加工ですね。

<放射状の履きしわが擦れて色落ちしたヒゲ加工>

ヒゲ加工と同様に、履き込んで色落ちした部分を再現するシェービング加工。ひざ、おしり、太もも、腰回りなど部位に中古感を出すための加工です。デザインで色落ちさせることもあり、多様な手法で表現されます。これもまた職人の手作業のなせる業です。

<多彩なファッション効果が特徴のレーザー加工>

職人の技が光るこだわりのジーンズ。男の世界のイメージがある職人の世界ですが、実は現場で細やかな手作業をする職人は意外にも女性が多いんです。リアルなヒゲ加工や絶妙なダメージ加工は、職人の器用な手さばきによって再現されるんですね。

<職人の器用な手作業で再現されるジーンズ加工>

デニム加工の種類をいくつ知っていましたか?自分のお気に入りのデニムがなかった方もいるかもしれませんね。ここでご紹介した加工は、ほんの一部。デニム加工はまだまだたくさんあります。デニムを購入するときに、店員さんに聞いてみてはいかがでしょうか。ぜひ、お気に入りのデニム加工を見つけてみてくださいね。
 

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http://kurabo-denim.com/jp/news/detail.php?id=2